そもそもリケーブルとは?
最近になりラインナップされている高級イヤホン&ヘッドホンの多くは、製品の寿命を長くする工夫のひとつとして、着脱式のケーブル部分を採用しているものが多くなっています。これは、故障の原因のひとつであるコネクタ&ケーブル断線に対処したもので、ケーブルを交換すれば素早く手軽に修復できるからです。
こういった、着脱式ケーブルを交換することを“リケーブル”と呼びます。それに加えて、ケーブル部分を変えることによってそもそも修理目的で行うリケーブルですが、音質を良質なものに変える楽しみ方もできます。
SHURE SE215 SpecialEditionにおすすめなリケーブル厳選5選!
NOBUNAGA Labs TR-SE3
こちらのケーブルは全体的なバランスの面ではSE215SPEの純正ケーブルとあまり変わりません。しかし、純正ケーブルでは少しだけ引っ込んでいたヴォーカル域が前に出てくる印象です。ケーブル自体も細めでSHURE純正の太めのケーブルが苦手な方にはもってこいでしょう。
全体的なバランスは変えたくないけど、ヴォーカル域の解像感を少し上げたいという方に特におすすめです。
ZEPHONE EL-16(PINK PARROT)
SE215SPEの低音でも満足できない人はこのケーブル。とにかく低音が前に出てきます。低音好きの人や、低音がよく出る楽曲を聞く方には特におすすめです。SE215SPEの低音をより質の高いものにしてくれることは間違いないでしょう。
しかし、ケーブルが太くて扱いが難しいかもしれません。
Bispa BSP-HPCL-UPEREPMM
このケーブルの特徴は中域の押し出しです。NOBUNAGA Labs TR-SE3も中域は出てきますが、こちらのケーブルの方がさらに押し出しが強い印象です。中域が物足りないと感じている方にはおすすめです。
しかし、ケーブルがとても太くてタッチノイズも気になります。そこが気にならないという方は購入を検討してみるのもいいでしょう。
ZEPHONE EL-24(Red Condor)
こちらのケーブルの特徴は何と言っても高域の伸びやかさでしょう。とにかく高域が伸びてきらびやかに聞こえます。SE215SPEではおとなしかった高域がどんどん前に出てくるので高域物足りないと感じていた方には特におすすめです。ケーブル自体の質に関してはタッチノイズが少し気になるものの、このケーブルでしか表現できない高音は一級品です。
リケーブルをするとどれくらい音質変わるの?
リケーブルをしてもそこまで音質変わらないでしょと思っている方も多いでしょう。事実、イヤホンのリケーブルは高価なものも多くなかなか手が出せないという人も多いです。
しかし、リケーブルというのは自分好みの音を追求する上で欠かせない存在なのです。
例えば、イヤホンを買ったけど少し低音が物足りないと思ったとしましょう。そんなときにリケーブルをすると低音の音圧や質をさらに向上させることができるのです。
この記事を読んでいるあなたは今持っているイヤホンやヘッドホンに不満はありませんか?音質面での不満を解消してくれるのがリケーブルです。たくさんの種類があり、リケーブルをするとさらに世界が広がります。ぜひリケーブルに挑戦してみてください!
リケーブルをするメリット・デメリット
メリット
リケーブルをするメリットとしては音質の向上です。リケーブルをすることによってかなりの音質向上が見込めます。リケーブルにもたくさんの種類があり、足りないと思う音域を補うも良し、得意な音域をさらに伸ばすも良しと色々な楽しみ方ができます。
さらに、音質だけでなく修理にも使えます。イヤホンやヘッドホンの故障の原因のほとんどがケーブルの断線です。そんなときにリケーブルをすればお気に入りのイヤホンやヘッドホンが復活します。イヤホンやヘッドホンが故障してしまったらまずケーブルの断線を疑いましょう。もしかしたらリケーブルをするだけで治るかもしれません!
デメリット
リケーブルのデメリットはコストがかかってしまうという点です。今あるリケーブル用のケーブルは安くても数千円はしてしまいます。高いもので数万円ともう1つイヤホンやヘッドホンが買えてしまうほどの価格です。
しかし、それだけの価格設定ということはそれだけ音に与える影響が大きいということです。今使っているイヤホンがとても気に入っているのならもう1つイヤホンを買うのではなく、リケーブルをしてお気に入りのイヤホンをさらにパワーアップさせるのもいいでしょう。